世界大百科事典(旧版)内の新居住婚の言及
【妻】より
…嫁が親子関係を中心とする家族においてしばしば使われたのとは対照的に,妻は夫婦関係が強調される家族における夫の配偶者を指示する呼称である。婚姻形態において嫁入婚,婿入婚のいずれでもない新居住婚(夫妻とも生家を離れて第三の場所に婚舎を設定する婚姻)の増大によって,嫁から妻へ婚入女性の呼称に変化がみられたとみることができる。嫁は直ちに主婦ではなかったが,妻は婚姻と同時に主婦であり,嫁よりも格段に高い地位を結婚と同時に獲得することとなった。…
※「新居住婚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」