新御領(読み)しんごりょう

世界大百科事典(旧版)内の新御領の言及

【皇室領】より

…江戸時代の禁裏御料(領)はおよそ3万石といわれるが,これは1705年(宝永2)以降のことで,前後3回にわたって江戸幕府より増進され3万石に及んだのである。1601年(慶長6)に徳川家康により進献された山城国内5郡44ヵ村,つごう1万0015石余を〈本御料〉,23年(元和9)秀忠により進献された宇治田原郷等5ヵ村内,つごう1万石を〈新御領〉,1705年綱吉により進献された山城国内45ヵ村・丹波国桑田郡内7ヵ村内,つごう1万石弱を〈増御料〉という。そして06年以後に山城和束郷の田村新田98石余が増加したから,3御料と合わせ総計3万0113石余が幕末までの草高であった。…

※「新御領」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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