新田方(読み)しんでんかた

世界大百科事典(旧版)内の新田方の言及

【見沼代用水】より

…江戸中期,武蔵国足立郡(現,埼玉県大宮市,浦和市付近)の見沼干拓に伴い開削された灌漑用水。江戸幕府は享保改革の一政策として,1722年(享保7)に日本橋に高札を掲げ新田の開発を奨励し,町奉行大岡忠相(ただすけ)に武蔵野の開発を命じ,勘定奉行筧正鋪(かけいまさはる)に新田方掛を新設させた。新田方は翌年には勘定組頭2名と勘定5名が発令され,その中に紀州から呼ばれた井沢弥惣兵衛為永がいた。…

※「新田方」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」