《新約聖書と神話論》(読み)しんやくせいしょとしんわろん

世界大百科事典(旧版)内の《新約聖書と神話論》の言及

【解釈学】より

… 20世紀後半のもう一つの解釈学的〈事件〉は,ブルトマンの〈非神話化論〉である。彼は《新約聖書と神話論》(1941)で,新約聖書の世界像は神話的表象をおびており,それを信仰の名のもとに盲目的に受け入れるよう要求するのは,〈知性の犠牲〉を強いることである。それゆえ〈非神話化〉という解釈学的操作によって,聖書テキストの宣教のメッセージをとりだして理解することが必要である,と主張し,大きな反響を呼んだ。…

※「《新約聖書と神話論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む