新聞統合(読み)しんぶんとうごう

世界大百科事典(旧版)内の新聞統合の言及

【新聞】より

…この間1938年から新聞用紙が統制され,40年ころからは取締りの容易化を目的として新聞社の統廃合が進められて,39年848紙を数えた日刊紙は42年にはわずか54紙に減少した(新聞事業令)。しかしこの〈新聞統合〉は,一方では地方紙が1県1紙になったことで地方紙間の過当競争をなくし,また1936年政府の援助を受けた強力な国家統一通信社〈同盟通信社〉の誕生で国内外のニュースを豊富に受信できるようになったこととも相まって,地方紙の基盤を確立し,今日のブロック紙,県紙の基礎をつくることにもなった。
[戦後の新聞]
 1945年第2次大戦の敗戦後,占領軍総司令部は戦争中のあらゆる新聞統制法規を撤廃したが,半面厳しい検閲を実施して,占領軍に不利な報道・言論を禁じた。…

※「新聞統合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android