世界大百科事典(旧版)内の方神の言及
【方位】より
…甲骨の卜辞には,すでに風雨の記録が残されており,東・西・南・北の方角が示されている。また卜辞によれば,東方を析,風を(きよう),南方を夾,風を(び),西方を夷,風を彝(い),北方を(えん),風を(しゆ)とあらわして方神とその使者とされる風神の名称がみえるが,後の《山海経(せんがいきよう)》にみえる名称と異なっている。卜辞の世界においては,方神・風神がその年の収穫の豊凶を支配すると観念され,方神・風神信仰が示され,やがて四神につながっていく。…
※「方神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」