世界大百科事典(旧版)内の日周鉛直索餌回遊の言及
【深海魚】より
… 中・深層は餌料生物に乏しいので,そこに生息する魚類の食性には二つの異なった方向への適応が見られる。つまりハダカイワシ類やテオノエソ類の一部のように,夜間は餌の豊富な100mより浅い層に浮上し摂餌活動を行い昼間は200m以深に戻る,いわゆる日周鉛直索餌回遊を行うものがある。これに対し,ホテイエソ類,ホウライエソ類,トカゲハダカ類,チョウチンアンコウ類,フクロウナギ類のように餌を待ち伏せたり,下あごのひげや伸長した第1背びれの先端の発光器で餌を誘引して丸のみにする仲間がいる。…
※「日周鉛直索餌回遊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」