日本的集団主義(読み)にほんてきしゅうだんしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内の日本的集団主義の言及

【集団】より

…ある目標をもち,それを達成するために相互に活動しあい,共属していると感じている複数の人々の結合を集団あるいは社会集団という。ビジネスや教育のための集団のように,目標が明確に限定されている場合もあるし,友人の集団のようにいっしょにいること自体が暗黙の目標になるという場合もある。人々の相互作用が定期に組織的に行われる場合もあるし,そうでない場合もある。共属の感情が強くて一体感や〈われわれ意識〉(we‐feeling,成員が自覚的に集団それ自体を一つの主体として意識するところに生ずる共通の感覚)をもつ集団もあるし,それが弱い集団もある。…

【日本社会論】より

…かくて土居の見解とは逆に,日本社会では自律性を前提とする〈甘え〉が存在することになる。
[日本的集団主義の人間的基盤]
 〈甘え〉の問題は,日本人の価値観が,集団・組織への全面的な依存・隷属・没入を求めていく〈集団主義〉だとする見解の誤謬(ごびゆう)とも似ている。日本的集団主義というものは,実際には,集団至上主義ではない。…

※「日本的集団主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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