日本製紙連合会(読み)にほんせいしれんごうかい

世界大百科事典(旧版)内の日本製紙連合会の言及

【紙・パルプ工業】より

…ともあれ,こうして創業期における洋紙の供給体制はいちおう整った。一方,洋紙市場は1870年代半ばの新聞ブームと雑誌の創刊によって形成され,80年には製紙会社,洋紙販売店が集まって日本製紙連合会が発足し,業界の態勢が整った。しかし製紙技術は欧米諸国に比べて低かった。…

【事業者団体】より

…事業者団体の機能は,参加事業者の親睦からカルテル活動まで多岐にわたるが,おもなものは,(1)情報活動(事業の宣伝,統計の整備等),(2)政治活動(選挙資金集め,業界に利害関係のある法令の制定・改廃についての影響力の行使等),(3)経営効率化活動(生産物の規格化,経営や技術の指導,共同保険等),(4)競争制限活動(生産制限,共同販売等)である。 日本の近代的な事業者団体の発生は1880年(明治13)の製紙所連合会(現,日本製紙連合会),82年の紡績連合会(現,日本紡績協会)である。当時の事業者団体の主目的は職工争奪の防止等,同業者の協調にあったが,92年には紡績連合会が生産制限を実施しており,カルテル活動が早くもみられる。…

※「日本製紙連合会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android