日本身体障害者スポーツ協会(読み)にほんしんたいしょうがいしゃすぽーつきょうかい

世界大百科事典(旧版)内の日本身体障害者スポーツ協会の言及

【障害者スポーツ】より

… 一方日本の障害者スポーツは,1962年ISMGに初めて2人の選手が参加,64年にはいわゆるパラリンピック(麻痺者を意味するparalysed,あるいは下半身麻痺を意味するparaplegiaとOlympicを組み合わせてつくった,ISMGに対する日本の愛称)を開催した。65年財団法人日本身体障害者スポーツ協会が発足し,全国身体障害者スポーツ大会が,秋の国民体育大会の直後に同じ会場で行われることとなり,67年からは障害者自身の運営する全国的規模のスポーツ大会も車いすバスケットボールをはじめとして,スキー,アーチェリー,陸上競技,水泳,卓球,柔道,バドミントン,そしてテニスなど,各種の競技が各種の障害者によって,また障害の枠をこえて催されている。前者は,いってみれば,障害者自身の手によるものではなく,賦与の形で,リハビリテーションの一手段として,一定の枠組みの中で,与えられる形で展開されていたものであるが,これに対し後者は,障害者自身の手によるものであり,メダルは与えられたものから獲得するものへと意味が変化し,ノーマリゼーションと生活の質の充足・充実をめざして,共同的・共有的関係の中で展開され,発展しようとしている。…

※「日本身体障害者スポーツ協会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」