日用頭(読み)ひようがしら

世界大百科事典(旧版)内の日用頭の言及

【町役】より

…これらの労役は,原理的には町人がみずから勤めるべきものであったが,近世初期から,その多くは日用(ひよう)などによって代勤された。すなわち,これらの雑役を請け負う専業の商人(日用頭(ひようがしら))が町などからその代勤を請け負い,町人は自己の役負担を町などへ代銀で支払うのが通例であった。こうして日用頭や日用層は,町人という身分にとって不可欠な,また表裏の存在として,近世都市の各所に多数定着していくのである。…

※「日用頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android