世界大百科事典(旧版)内の日英戦争の言及
【イギリス】より
…1902年に締結された日英同盟は2次にわたって更新され,日本は対ロシア問題,大陸問題についてイギリスの極東の憲兵としての役割を果たした。21年のワシントン会議で日英同盟が廃棄されてから,東アジアにおける日英の利害関係はしだいに対立し,とくに満州事変を経て日中戦争の勃発,日独伊三国同盟の締結,日本の南進政策で全面的に対立して日英戦争となった。第2次世界大戦後は,貿易と文化交流面が中心となり,イギリスは日本の東南アジア,アフリカへの経済進出を警戒したが,62年に日英通商航海条約を結び,日本に最恵国待遇を与えた。…
※「日英戦争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」