世界大百科事典(旧版)内の明治新山の言及
【有珠山】より
…二重式火山で山頂部に直径1.8km,標高約500mの外輪山をもち,火口原に小有珠,大有珠(741m)の溶岩円頂丘およびオガリ山,有珠新山(653m)の潜在円頂丘のほか銀沼とよばれる小沼がある。また,北麓にはコンピラ山,西丸山,明治新山,東丸山などの潜在円頂丘があり,東麓には昭和新山の溶岩円頂丘がある。有珠山は完新世のはじめ,玄武岩・輝石安山岩の溶岩・火山砕屑物を噴出して成層火山を形成したのち,山頂部が爆発で崩壊して外輪山を生じ,多量の崩壊物が岩屑なだれとなって南麓を覆い,一部は内浦湾(噴火湾)に達した。…
※「明治新山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」