世界大百科事典(旧版)内の星状回線網の言及
【回線網】より
…網状回線網は各局間に直通の中継回線を引いた形の回線網で,構成が簡単で交換コストが安くてすむのが特徴であるが,各局間のトラヒック量が少ない場合には回線数が小束に分割されるので伝送系の使用能率は低下する。星状回線網は中継交換機を導入してトラヒックを集束化し,大群化効果によって伝送系の使用能率を向上させた方式であるが,交換コストは中継交換機導入分だけ上昇する。一般に交換コストに対して相対的に伝送コストが安い市内系では,網状回線網が向いており,また伝送コストが高く,伝送回線のトラヒック処理能率が問題となる長距離市外系では,星状回線網が有利になってくる。…
【電気通信網】より
…このようにして交換局配置が定められると,下位局は直属する上位局に中継回線で結合され,その結果は図4の実線で示したような回線網となる。この回線網は星状に積み上げられた形態をなしていることから階層構成の星状回線網という。また,この星状回線網は通信網のベースになることからその中継回線を基幹回線と呼んでいる。…
※「星状回線網」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」