世界大百科事典(旧版)内の春竜節の言及
【竜】より
…仏典の中では竜王が人間的に活躍するが,中国の小説や戯曲の中に竜王や竜女の物語が展開するのもまた,そうした外来文化の影響によったものであろう。現在の民話の中に竜王や竜女がしばしば出現するほか,旧暦2月の春竜節には冬のあいだ眠っていた竜を呼びおこす種々の行事があり,また端午節には竜船の競争が行われるなど,季節の行事の中に水と豊作をつかさどる竜の農業神的な性格をみることができる。【小南 一郎】
[日本]
日本では竜はしばしばヘビと同一のものの形象として現れ,特に水や水神,あるいは嫉妬にもえる女などが竜の姿をとるとされることが多い。…
※「春竜節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」