《時間と川》(読み)じかんとかわ

世界大百科事典(旧版)内の《時間と川》の言及

【ウルフ】より

…グッゲンハイム奨学金を得て30年に渡欧,翌年には帰国してブルックリンに住み創作に没頭する。短編を書くことで経済的窮迫をしのぎながら,ようやく書きためた膨大な原稿が,35年に名編集者パーキンズMaxwell E.Perkinsの手で長編《時間と川Of Time and the River》として出版される。前作同様ユージーンを主人公に,故郷の外へ出た孤独な青年の多感に揺れ動く心情を,魅力的な挿話の積重ねと奔流のような饒舌で描き出している。…

※「《時間と川》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む