世界大百科事典(旧版)内の晩期死体現象の言及
【死体現象】より
…死後経過時間の推定には,死斑や死体硬直の発現状態,角膜の混濁度,直腸内温度の下降度がよく利用される。
[晩期死体現象]
早期死体現象の後に現れ,自家融解(自己消化)と腐敗がある。自家融解は組織中の酵素によって組織が融解されることで,赤血球の崩壊,ヘモグロビンや胆汁色素の浸潤,胃液による胃壁の消化や穿孔(せんこう),臓器の軟化融解,母体内で死亡した胎児の浸軟がある。…
※「晩期死体現象」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」