世界大百科事典(旧版)内の普通徴収の言及
【申告納税】より
… 納付すべき税額の確定に特別の手続を必要とする租税は,さらに,その方式により2種に大別される。すなわち,申告納税方式(地方税では申告納付という)と賦課課税方式(地方税では普通徴収という)である。これらの2種の方式の違いは,税額の確定を第一次的に行うのが,納税者であるのか,租税行政庁(たとえば,税務署長)であるのかの違いである。…
【特別徴収】より
…特別徴収される地方税は,個人住民税,ゴルフ場利用税,特別地方消費税,軽油引取税,入湯税などである。地方税のうち個人事業税,鉱区税,不動産取得税,固定資産税,都市計画税等については,徴税職員が納税通知書を納税義務者に交付して徴収する方法(普通徴収)がとられ,また住民税のように両方の徴収手続の認められる税も多い。 住民税の特別徴収手続についてみると,まず市町村は,4月1日に納税義務者に対して給与の支払をなす者のうち所得税法によって源泉徴収義務を負う者を特別徴収義務者として指定し,原則として5月末日までに特別徴収税額をその特別徴収義務者およびこれを経由して納税義務者に通知する(地方税法321条の4)。…
※「普通徴収」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」