世界大百科事典(旧版)内の晴燭の言及
【脂燭】より
…また,《鎌倉年中行事》には足利成氏の移徙(いし)(転居の敬語)に〈面々参る,松明の紙燭のもとなり〉とあって,これを〈蠟燭なり,松明と云ふ字は御祝言によつて此の如く書くなり〉と説明している。近世は松の木を1尺3寸(約40cm)ほどにして,小指の太さにけずり,紙屋紙(かみやがみ)を巻いたのを脂燭と解しているが,これは松明(しようめい)の一種であって,節会のときに主殿寮の官人が使用した晴燭(せいしよく)というものである。【鈴木 敬三】。…
※「晴燭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」