智囊(読み)ちのう

世界大百科事典(旧版)内の智囊の言及

【鼂錯】より

…初め刑名の学を張(ちようかい)先生に学び,文帝のとき,古典に通暁するをもって太常の配下の掌故(有職故実係)となった。このころ済南の儒者伏生について《尚書》を学び,ついで太子(のちの景帝)の世話係に任じられたが,その巧みな弁舌から〈智囊(ちのう)〉(知恵袋)とあだ名されたという。彼は文帝に対して,匈奴対策として屯田の制をしくべきこと,また諸侯国の領地を削り中央集権をはかるべきことなどを盛んに上書したが,採用されなかった。…

【智恵鑑】より

…各巻ごとに,上智・明智・察智など10の智恵を挙げ,総数200の例話を並べたものであるが,殷の高宗をはじめすべて中国の例話である。大半は馮夢竜(ふうぼうりゆう)の《智囊(ちのう)》によっている。仮名草子に流行した啓蒙教訓書の一つであるが,この書は広く読まれ,西鶴や近松に影響を与えたばかりでなく,《当世智恵鑑》《本朝智恵鑑》のような追随作を生んだ。…

※「智囊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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