世界大百科事典(旧版)内の最適関税率の言及
【関税】より
…しかし一方で関税の賦課は,外国との貿易を抑制し,国際分業からの利益を減少させる効果をもつ。この両者の得失を比較衡量し,輸入国の利益が最も大きくなるように決められた関税率を〈最適関税率〉という。関税がすべて国内価格の上昇によって吸収されてしまうときには,交易条件はまったく改善されないため,最適関税率はゼロ,すなわち自由貿易が最適な政策となる。…
※「最適関税率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」