世界大百科事典(旧版)内の有限群の言及
【群】より
…ガロアの理論は,1870年に出版されたC.ジョルダンの著書に詳しく紹介されている。扱った群は一つの方程式の根の置換群であり,その後,A.L.コーシーはもっと一般な置換群を扱ったが,初めに述べたような抽象的な定義は,ケーリーArthur Cayley(有限群の場合)およびL.クロネッカー(一般の場合)による。このように抽象的な群の概念に到達してみると,群と幾何学との関係が浮かび上がり,F.クラインの有名な《エルランゲン・プログラム》がそれを明確にした。…
※「有限群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」