《朝びらき丸東の海へ》(読み)あさびらきまるひがしのうみへ

世界大百科事典(旧版)内の《朝びらき丸東の海へ》の言及

【ナルニア国物語】より

…第2次大戦中郊外に疎開していた4人兄弟が衣装だんすの奥を通して未知の国と往来しつつ経験する冒険譚。〈白い魔女〉によって石像と化したナルニアをアスランというライオンが救う第1話《ライオンと魔女》(1950)に始まり,王子を陰謀から救ったり(《カスピアン王子のつのぶえ》1951),水中の都を訪れたり(《朝びらき丸東の海へ》1952),巨人の町に行ったり(《銀のいす》1953)という冒険が語られるが,そのほかにもナルニア国と隣国との関係を扱ったもの(《馬と少年》1954),ナルニア国の成立事情の物語(《魔術師のおい》1955),善悪が天下を分けた終末的な戦いの記録(《さいごの戦い》1956)などを含む。全体を通じて,ルイスはキリスト教的な善悪の対立を寓意的に描いているが,いささかの説教臭もなく,明るいファンタジーと健全な日常性が結びついたみごとな童話となっている。…

※「《朝びらき丸東の海へ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む