木割術(読み)きわりじゅつ

世界大百科事典(旧版)内の木割術の言及

【木割】より

…木砕(きくだき)ともいわれ,初めは部材の木取りを目的とした技術であったが,後には組上げまで規定するように発展した。また木割術ともいい,木割を記述したものを木割書という。柱の間隔(柱間(はしらま))と柱の太さとを基準とし,長押(なげし)・斗(ます)・垂木(たるき)・屋根などの外部はもとより,床(とこ)・違棚・付書院などの内部意匠もすべて部材比例で示す。…

※「木割術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android