木村専一(読み)きむらせんいち

世界大百科事典(旧版)内の木村専一の言及

【新興写真】より

… 昭和初期に〈新興写真〉と呼ばれた日本の新しい写真の動きは,第1次世界大戦後のドイツで展開されていた新即物主義バウハウスでの写真理論を輸入することから始まった。1930年に写真雑誌《フォトタイムス》の編集主幹だった木村専一によって〈新興写真研究会〉が結成され,写真のメカニズムやレンズの眼のもつ客観性を積極的に肯定する姿勢が打ち出された。それは,当時板垣鷹穂や村山知義らが主張していた機能主義の美術の思想を背景としている。…

※「木村専一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」