世界大百科事典(旧版)内の木棉の言及
【カポック】より
…キワタ科の高木で,高さ20m,またはそれ以上になる(イラスト)。基部は板状にはり出す板根に支えられ,枝は直立する幹から水平に輪生して,電信柱のような樹形をつくる。葉は掌状で5~8片に分かれ,果実が成熟するころ短期間落葉する。葉腋(ようえき)から数本の花梗を出し,乳白色の花を1個ずつつける。果実は長楕円形で長さ10~13cm,枝からぶら下がる。内部は5室に分かれ,長毛に包まれた100~150個の種子があり,熟すと割れて,カポック(別名パンヤ)と呼ばれる繊維を露出する。…
※「木棉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」