世界大百科事典(旧版)内の木造校舎の言及
【学校建築】より
…またそれまでほとんどの校舎が木造であったなかで,鉄筋コンクリート造校舎が,不燃・耐震を目的に建てられるようになり,ほぼ今日の学校建築の型式・内容に近い姿が完成されたのである。昭和初年の,相次ぐ台風や地震において,木造校舎の構造は根本的に見直しを迫られるが,1934年,計画面での対応も含めた《学校建築物の営繕並に保全に対する訓令》が,文部省より出され,建築物としての学校建築が特定化されることになったのである。そして,これをもって,定型化から全国的な学校建築の画一化の道がさらに推し進められることになった。…
※「木造校舎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」