世界大百科事典(旧版)内の本邦ローンの言及
【外貨預託】より
…日本の代表的な外貨預託の事例は1971年3月に実施された〈輸入外貨預託〉である。当時日本は外貨準備が増加する傾向が続いていたが,本邦為替銀行が輸入業者に供与する輸入金融(本邦ローンと呼ばれる)の原資は外銀借入れなど海外信用に依存していた。こうした状況のもとで,大蔵省は保有外貨の活用を図るとともに,本邦為替銀行の海外信用依存を是正し,その対外ポジション(資金ポジション)を改善するため,外国為替資金特別会計からこれら銀行に対して輸入金融の原資として外貨預託を行った。…
※「本邦ローン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」