世界大百科事典(旧版)内の杉原氏の言及
【備後国】より
…三谿郡十二郷の広沢氏は実方の孫実村の代に三谿郡西方に拠を移し,その子実成が和智氏,実綱が江田氏を称したが,14世紀の初めころには,なお東国の惣領の統制に服していた。なお,鎌倉後期備南に現れる杉原氏は在庁官人の出自と推定される。 鎌倉期には貨幣経済の浸透にともない代銭納への転化が進み,1303年(嘉元1)地毗荘本郷では年額45貫文の地頭請(じとううけ)が成立した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」