世界大百科事典(旧版)内の李善の言及
【文選】より
…その選択はおおむね公正で,各時代の代表的な作品をまんべんなくえりすぐっている。 《文選》の注釈は隋のころに初めて現れ,唐初期に至ると,曹憲,許淹(きよえん)・李善(630?‐689)らがすぐれた注釈を著して,いわゆる〈文選学〉が発展した。なかでも658年(顕慶3)に上進された李善の《文選注》60巻は,重要な意義を有する画期的な業績で,今日なお《文選》は基本的に李善注によって読まれている。…
※「李善」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」