世界大百科事典（旧版）内の村中入会漁場の言及
【入会漁場】より
…そしてその中には村中入会，数村入会，他村入会の3形態が存在してきた。 村中入会漁場は一村の総百姓がその村の漁場を共同で占有利用する漁場で，江戸時代以降広くみられたものである。総百姓とはいわゆる本百姓で，水呑百姓は主要漁場の占有利用権を持たず，経済的価値の小さい雑漁業しかできなかった。…
【総百姓共有漁場】より
…江戸時代の漁場占有利用権は一般に総百姓の共有であった。総百姓共有漁場(村中入会漁場，総百姓入会漁場，村持漁場)は，幕藩体制のもとで広範に成立したとみられる。太閤検地を画期として成立した幕藩体制は広範な直接生産者層の独立を推し進め，それを支配の基礎とした。…
※「村中入会漁場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」
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