条件付不等式(読み)じょうけんつきふとうしき

世界大百科事典(旧版)内の条件付不等式の言及

【絶対不等式】より

…不等式a2b2c2bccaabは,文字a,b,cがどのような実数であっても成り立つが,不等式x2-3x+2<0は1<x<2なる範囲のxについてのみ成り立つ。第1の例のように,その中に含まれる文字にどのような実数値を与えても成り立つ不等式を絶対不等式といい,第2の例のように,その中に含まれる文字が限定されたある範囲に属するときにのみ成り立つ不等式を条件付不等式(条件不等式ともいう)という。しかし,文字を変数と考えるとき,a≧0,b≧0のように十分一般的な変域において成り立つ不等式は,絶対不等式と呼ぶ。…

【不等式】より

…二つの数学的対象A,Bが等しくないことを表すAB,ABより大きいことを表すAB,ABより小さいかまたはABとが等しいことを表すABなどを不等式という。ABBAとは同じことを表す。ABとの不等式が考えられ,それらが計算の対象となるのは,A,Bなどのとる値が実数のように大小関係の定められた集合の元であって,それらの元の間に加減乗除の算法が定まっているときである。例えば複素数には大小関係が定められないから,複素数についての不等式は扱われない。…

※「条件付不等式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む