世界大百科事典(旧版)内の東京在留外国人遊歩規定の言及
【出入国管理】より
…フランスの1791年憲法が,在留外国人の法的地位を保障する規定(前文,4条)をおいたのは,重要な歴史的意義をもつ。
[日本における沿革]
日本では,幕末開港の後,修好条約締結国の国民に,横浜,長崎,神戸,新潟,函館の各港が開かれ,1870年(明治3)に〈東京在留外国人遊歩規定〉という布告がだされて,開港場より10里以内の地における外国人の安全が,はじめて法的に保障された。その後,現実の必要に応じて数次にわたる法令の制定改廃をみたが,第2次大戦前はいわば“切り捨て御免”的な色彩が強かった。…
※「東京在留外国人遊歩規定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」