東京学士会院(読み)とうきょうがくしかいいん

世界大百科事典(旧版)内の東京学士会院の言及

【日本学士院】より

…定員は第1部(人文・社会科学)70名,第2部(自然科学)80名,計150名である。 学士院の淵源は1879年,文部省によって設立された東京学士会院にさかのぼる。当時,明治政府は近代国家建設に向けて,西洋諸国の諸制度を学び,その導入につとめていた。…

【マレー】より

…女子教育を重んじて東京女子師範学校(後のお茶の水女子大学)の創設を進め,近代大学としての東京大学の編成を指導した。また文化振興策として学者文化人の団体,東京学士会院(後の日本学士院)の設立を示唆したほか,76年フィラデルフィアのアメリカ独立100年期博覧会に出張して日本教育の進展を紹介した。〈学制〉の画一的施行には批判的であり,77年〈学監考案日本教育法〉を提出して〈学制〉改正構想を示した。…

【明六社】より

…明六社ではなお,1874年3月機関誌《明六雑誌》を創刊,翌年11月の停刊までに43号を刊行した。この間当代一流の知識人の中から社員や客員として加わる者が続き,同時代の思想に大きな影響を及ぼすにいたったが,75年6月の讒謗律(ざんぼうりつ)公布と新聞紙条例の改定は明六社にも大きな衝撃を与え,《明六雑誌》続刊の是非をめぐって社論が分裂し,同誌は11月をもって停刊,その後も続けられた月例会は社員だけの社交的な会合に変質し,明六社の学術的活動は79年創立の東京学士会院に継承された。 明六社発足時の社員の多くが下級武士や庶民の出身であり,また大方がかなり早く洋学に志し,その際しばしば家を捨て藩を脱する行為をあえてしていた。…

※「東京学士会院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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