世界大百科事典(旧版)内の東京海上ビルの言及
【高層建築】より
…第1次世界大戦の好景気を背景に,日本においても近代都市の建設が行われ始めたのもこの時期である。アメリカ式高層事務所建築のはしりといわれる東京海上ビル(1918)や,アメリカの建設会社の施工による丸ビル(1923)といった7~8階建ての大型事務所建築が続々建てられるようになっていった。それらの中で,日本興業銀行本店の建物は,鉄骨の柱を鉄筋コンクリートで包み,要所要所に鉄筋コンクリートの耐震壁を配したもので,23年の関東大震災にあってもまったく被害がなく,日本における耐火・耐震上の問題に解決を与えた建築であった。…
※「東京海上ビル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」