世界大百科事典(旧版)内の東原墳墓群の言及
【積石塚】より
…この場合は,墓標のような役割を果たしたものであろう。積石塚の顕著なものは,古墳時代に入って知られるが,発生期の積石塚は,四国の徳島県三好町の東原墳墓群や,同じく鳴門市の萩原墳墓群において認められる。前者では,直径2m前後の円形を呈する積石塚が多数見つかり,弥生時代の集団墓の状況を思わせたが,後者においては,柄鏡式の前方後円墳の形状をした積石塚が出現しており,定型化した前方後円墳以前に,古墳時代の首長墓的な積石塚が出現しているといわれる。…
※「東原墳墓群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」