東方典礼(読み)とうほうてんれい

世界大百科事典(旧版)内の東方典礼の言及

【典礼】より

…これらの種々の言語の典礼文と儀式を時代の流れに沿って比較検討してみると,それぞれの言語文化圏によって独自の典礼様式が形成されていったことがわかる。これらの文化圏による典礼様式を大別すれば,アレクサンドリアを中心とするエジプトのコプト典礼とエチオピアの典礼,アンティオキアを中心とするシリア語系の典礼(ここにはヤコブ派,マロン派,ネストリウス派の典礼も含まれる),コンスタンティノープルを中心とするビザンティン典礼(スラブ語典礼もこれに属する)などが一般に東方典礼と呼ばれている。これに対してローマをはじめ,北西アフリカ,ガリアなどに広がったラテン語の典礼を西方(ラテン)典礼と呼ぶ。…

※「東方典礼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android