世界大百科事典(旧版)内の東条英機内閣打倒工作の言及
【岡田啓介】より
…首相前官礼遇をうけ重臣として米内光政内閣以降の首相候補の選定にかかわった。太平洋戦争の戦局が悪化すると,重臣と海軍のつなぎ役として東条英機内閣打倒工作を推進し,次の小磯国昭内閣では米内が現役に復帰して海相となった。次いで同内閣が倒れて鈴木貫太郎が首相となるとその組閣を援助し,女婿の迫水久常を書記官長にするなど,終戦工作の一つの柱となった。…
※「東条英機内閣打倒工作」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」