世界大百科事典(旧版)内の東照宮遺訓の言及
【徳川家康】より
…偽作(本来の作者は徳川光圀に比定されている)であることが最近明らかになった,〈人の一生は重荷を負いて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず〉という言葉で始まる〈東照宮遺訓〉が現在でも広く知られていること自体が,このことを物語っている。反面,家康が妻の築山殿,嫡子の信康,孫娘の婿豊臣秀頼を殺したことから,彼の〈忍耐〉は〈冷酷・狡猾〉の印象を生むことになった。…
※「東照宮遺訓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」