東証新ダウ(読み)とうしょうしんだう

世界大百科事典(旧版)内の東証新ダウの言及

【ダウ式平均株価】より

…(1)採用銘柄が225種とか30種とかに限定されていること,(2)上場株式数によるウェイトが考慮されていないため,大型株も小型株も同一視され,品薄株や値がさ株の騰落による影響が大きく出ることなどから,市場全体の動きをとらえにくいこと,(3)ダウ倍率が大きくなるにしたがって,実際はわずかな株価の動きが増幅され,誤解を生じやすいことである。これをカバーするため東京証券取引所では60年1月5日を基準日とする新ダウ式平均株価(いわゆる東証新ダウ)を並行して発表したが,実際はほとんど利用されず,69年には廃止され,71年には旧ダウ平均(いわゆる東証旧ダウで,新ダウと区別するためにこう呼ぶ)も廃止し,東証株価指数に切り替えた。ただ旧ダウ平均は統計上の歴史も古く,依然として一般に親しみをもたれている実情にかんがみ,日本短波放送がこれを引き継ぎ,75年5月からは日本経済新聞社により日経ダウ平均株価として継承されている。…

※「東証新ダウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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