世界大百科事典(旧版)内の松倉豊治の言及
【指紋】より
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[指紋の遺伝]
指紋が遺伝することに疑いはないが,その遺伝形式は単純ではない。松倉豊治は1952年,指紋型相互間に一連の連続変異があるものとの見地から,弓状紋A,蹄状紋L,渦状紋Wの3基本型と弓蹄紋AL,蹄渦紋LW,弓渦紋AWの3中間型の計6型に分類し,それぞれにA―6,AL―12,L―18,LW―24,W―30,AW―0という価を与え,10指合計したものを生物学的指紋価と命名した。そしてこの価を9個の遺伝子型に区分し,4対の同義遺伝子を想定し,親子の遺伝子型の関係を示した。…
※「松倉豊治」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」