世界大百科事典(旧版)内の松方デフレ政策の言及
【松方財政】より
…明治14年(1881)10月の政変で大蔵卿となった松方正義によって行われた紙幣整理を中心とする財政政策の通称で,それは激しいデフレーションを引き起こしたため松方デフレ政策とも呼ばれる。 明治維新後,政府は富国強兵,殖産興業,秩禄処分等の政策を遂行するため巨額の不換紙幣と国債を発行したが,そのために,とくに1877年の西南戦争の戦費支出のための紙幣増発を契機として,79‐80年に激しいインフレーションが起きた。…
※「松方デフレ政策」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」