世界大百科事典(旧版)内の松浦天祥の言及
【松浦鎮信】より
…江戸初期の大名,平戸藩主。隆信の子。関ヶ原の戦には東軍に加わり,本領を維持する。父の跡をうけて,外国貿易により領内を豊かにしようとつとめ,リーフデ号で漂着したオランダ人の帰国の船を用意し,1609年平戸にオランダ商館の誘致に成功した。13年,イギリス人も平戸に商館をおき,鎮信(法印)の時代に,平戸は外国貿易の中心地として繁栄する基礎が築かれた。なお,彼の曾孫(1622‐1703)も鎮信(天祥)といい,石州流鎮信派を開いた茶人として知られる。…
※「松浦天祥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」