世界大百科事典(旧版)内の林業労働災害の言及
【林業労働】より
…機械により労働節約が図られた反面,チェーンソーによる振動病(白蠟病(はくろうびよう))などの障害も生まれている。また山地作業のため作業環境が悪く,林業労働災害の度数率(100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数)は9.99で全産業(平均1.88)中最も高い(1995年)。森林の多い農山村では,林業労働は重要な雇用の場となっているが,近年は山腹の荒廃を防ぎ,レクリエーション施設をつくり,緑化樹を植え,環境を整備する労働が増え,それによる雇用機会も多くなっている。…
※「林業労働災害」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」