世界大百科事典(旧版)内の果実ピューレの言及
【ジュース】より
…現在JAS(日本農林規格)では一般にジュース類と呼ぶものを以下のように分類する。すなわち,果汁の含有量50%以上のものを〈果汁飲料〉,10~50%のものを〈果汁入り清涼飲料〉,果汁に乳や乳製品などを加えたものを〈混合果実飲料〉,果実ピューレ(果実を破砕して裏ごししたもの),あるいはそれに果汁を加えたものを〈果肉飲料〉,果実を細切りしたものを果汁に加えたものを〈果粒入り果実飲料〉と呼ぶ。なお,これらのジュース類は60年代以降瓶詰から缶詰,さらに紙箱詰と包装形態が多様になっているが,自動販売機の普及に比例して,いわゆる〈缶ジュース〉の空缶処理が社会問題にもなっている。…
【ネクター】より
…果実飲料の一種の商標名。果実を破砕して裏ごしした果実ピュレーを主原料とするもので,日本農林規格では果肉飲料と呼ぶ。ジュースよりも粘稠(ねんちゆう)でパルプ質が多く,炭酸ガスを含まない。モモ,セイヨウナシ,アンズ,オレンジなどのものが市販されている。なおネクターの名は,古代ギリシアの神々が飲んだという酒ネクタルnektarによっている。【小室 康】…
※「果実ピューレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」