枠練りセッケン(読み)わくねりせっけん

世界大百科事典(旧版)内の枠練りセッケンの言及

【セッケン(石鹼)】より

化粧セッケンはニートセッケンに高温時に香料,色素,ビルダーを加えて混和し,冷却固化して成形,乾燥するか,これをさらにチップ状として再加熱し,冷却ロールで練りながら水分を15%前後とし,さらにロールで練りを繰り返し,真空押出機で押出成形する方法をとる。前者は枠練りセッケンと呼ばれ,内部に水が入り込みにくく,冷水には溶けにくいが,湯には溶けやすく,浴用セッケンに適する。後者は機械練りセッケンと呼ばれ,セッケンの結晶が細かく,水分が入り込みやすく,冷水によく溶ける。…

※「枠練りセッケン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android