世界大百科事典(旧版)内の染色機械の言及
【繊維機械】より
…繊維および繊維製品を作る機械の総称。(1)化学繊維機械 昔はレーヨンを製造する機械のことであったが,最近では合成繊維を製造する機械のほうが多い。液状にした原料を小さな穴から押し出して繊維を作る紡糸機械,さらに繊維を引き伸ばして強くする延伸・熱処理機,羊毛のような巻縮を作るための巻縮加工機(仮撚(かねん)加工機その他)などがある。長繊維を切断して短繊維を作り,天然繊維と同様な機械で紡績糸が作られるが,化繊独特のトウ紡績機械もある。…
【染色】より
…羊毛を酸性染料や1:2型含金属染料で染める場合に,染浴にベンジルアルコール,n‐ブチルアルコールを染色助剤として加えて染色速度を増大させ,結果として低温で速く染色することができる(羊毛溶剤染色)。
【染色機械】
染色機械は被染物の形態すなわち繊維のまま,糸,織物などにより異なっている。また染色法にしたがい浸染機と捺染機,繊維の種類により木綿用,羊毛用,絹用,合成繊維用,混紡用などに分かれてくる。…
※「染色機械」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」