世界大百科事典(旧版)内の柳水の言及
【飲料水】より
…また,いわゆる江戸っ子が〈水道の水で産湯を使った〉などと自慢したのは,良質の井戸水を知らなかったためともいえるだろう。水のよかったことが京都で茶の湯を盛んにした一因でもあり,西洞院三条の柳水(やなぎのみず),四条東洞院の松本井,六条堀川の醒井(さめがい),北野の利休井などは名水の名をうたわれた。ことに有名だったのは宇治橋三の間でくむ宇治川の水で,豊臣秀吉はこの水を運ばせて使ったといわれる。…
※「柳水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」