世界大百科事典(旧版)内の柳町政之助の言及
【ソーラーハウス】より
… 太陽の恵みをなんとか住いに利用しようという試みは,人類が地球上に生活を営むようになって以来のことであるが,太陽熱を積極的に利用して暖房を行うための集熱器の実験は,アメリカでは1911年ころ,アリゾナ州の技術者によって初めて行われ,30年ころに一般に知られるようになったといわれる。日本でソーラーハウスということばが一般に使われるようになったのは,73年秋の第1次オイルショック以後であるが,1950年代に空調技術者柳町政之助が自邸を〈太陽の家〉として建て,太陽熱による冷暖房,給湯を行って,学会などに発表したのが本格的なソーラーハウスとしては日本最初のものであろう。 ソーラーハウスとしての太陽熱利用は,二つの方法に大別される。…
※「柳町政之助」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」