栗原駅家(読み)くりはらのうまやのおさ

世界大百科事典(旧版)内の栗原駅家の言及

【伊場遺跡】より

…そのほか,大量の土器,陶器,木器をはじめ,石,金属,骨角を材料とした遺物が出土し,なかでも弥生時代の丹塗木製短甲,飛鳥~平安時代の木簡,陶硯,刀子,文字を記した土器・陶器,小絵馬などの出土品は注目される。〈郡〉〈郡鎰取〉〈布智厨〉〈栗原駅長〉の文字が記された土器や駅制関係の木簡などから,この付近に,遠江国敷智郡の郡衙跡および東海道の栗原駅家跡を想定することができる。大溝両岸の掘立柱建物跡は,そうした地方官衙の建物の一部であったと考えられる。…

※「栗原駅家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」